焼酎の健康効果
お酒は好きだけど、カロリーが気になって、と心配する女性が多いみたいです。
男性はやはり飲みすぎてメタボにならないかという不安。
そこで、100mlあたりのカロリーをそれぞれのお酒で比べてみると、
赤ワイン:約 70 mℓ、
ビール:約 42 mℓ、
日本酒:約 105 mℓ、
焼酎はというと、約 140 mℓと一番多くなっています。
では、焼酎を飲むときは、カロリーを気にしなければいけないのか。
カロリーには、熱となって体外に放出されるアルコールのカロリーと、体内に蓄積される原料分のカロリーの2種類あって、蒸留酒の焼酎は、ほとんどがアルコールのカロリーになります。
したがって、焼酎のカロリーを心配するよりも、一緒に摂る食事や肴(さかな)の食べ過ぎに注意した方がいいということになります。
焼酎は二日酔いしにくい?
焼酎だと二日酔いしないという話を、よく耳にします。
科学的には、摂取したアルコールの量が同じなら、お酒の種類による違いはないということになります。
ただ、焼酎やウィスキーのような蒸留酒は、水以外のほとんどがアルコールで、肝臓で代謝されますが、
日本酒やワインのような醸造酒にはいろいろな成分が含まれていて、それらを分解し、代謝するのに時間がかかるという違いがあるそうです。
その分、焼酎は体に残りにくく、二日酔いになりにくいといわれる理由のようです。
焼酎で血液サラサラ?
焼酎が血液をサラサラにする、という研究報告があるそうです。
本格焼酎に含まれる成分が、血液成分のかたまりや血栓を溶かす作用があるウロキナーゼという酵素の働きを、促進させる作用があるというのです。
赤ワインに含まれるポリフェノールにも血栓を予防する効果がありますが、
焼酎にある成分は、固まった血栓を溶かす効果もあるそうです。
つまり、焼酎は血栓などの原因で起きる心筋梗塞や脳梗塞などの病気を、予防してくれるわけです。
健康効果が期待できる焼酎
そば焼酎
クセのない、甘くさわやかな飲みやすが人気で、本家の宮崎のほかに、信州そばで有名な長野や北海道でも盛んに造られています。
そば焼酎は、生活習慣病予防の効果が期待できます。
- コレステロールを排出させる食物繊維
- 毛細血管を丈夫にするルチン
- 肝機能を高めるリジン
- 精神を安定させるトリプトファン
特に最近は、ポリフェノールも含む
韃靼種が注目されていて、
生活習慣病予防や
アンチエイジング効果がある成分が多く含まれています。
そば本来の風味を最大限に活かすため全量そばを贅沢に使用しました。
そば特有の香りとほのかな甘味が絶妙なバランスを有する本格極みそば焼酎です。
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黒糖焼酎
黒糖には、ビタミンB群が多く含まれています。
黒糖焼酎は、長寿の焼酎といわれ、日本で造ることができるのは奄美諸島だけ、
黒糖特有の甘味と香り、すっきりした飲み口がおすすめです。
- エネルギーの代謝を促進し、
- ストレスに対する抵抗力を高め、
- 血、細胞、骨などを作るミネラルも豊富。
糖分ゼロのアルカリ性健康食品です。
健康によいといわれる焼酎
使う原材料によっては、そこに含まれる栄養素によって、いろいろな健康効果の期待できるものもあります。
ハトムギ焼酎
ハトムギは、古来より薬効が認められ、漢方に用いられたり、ハトムギ茶として飲まれてきました。
鉄分、
タンパク質、
カルシウム、
ビタミン類が豊富に含まれて、また植物繊維(腸の働きを整えます。)が豊富なことから、美容、健康効果が期待できます。
デーツ焼酎
美容食としても人気の高いデーツ(なつめやしの実)で仕込み、樫樽で長期貯蔵、デーツの甘みにブランデーの様な深みが加わった焼酎です。
デーツは、抗酸化作用があるビタミンEを多く含み、老化を抑制、体が錆びつくのを防止して、 シミや・クスミなどを抑え、肌を美しく保ってくれます。ビタミン類のほかに、鉄分、カリウムも多く含みます。
白岳伝統の米麹とデーツ(なつめやしの果実)を原料として用い、醸し長期貯蔵した本格焼酎。
1985年に仕込み、ブレンドも一切行われていません。
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牛乳焼酎
熊本の酒造メーカーが造った髪やお肌にい焼酎。鉱床内にわく温泉水と搾りたての生牛乳を同時発酵させ、フルーティで飲み口のまろやかな焼酎。
発毛や細胞の活性化に効果があることが検証されています。
個人差はあるでしょうが、頭皮に塗ったら脱毛が止まったとか、肌に塗ったたら調子が整ったという人もいるそうです。
海藻焼酎
ミネラル豊富な海藻類を独自の製法で造った本格焼酎で、かすかに磯の香りがします。
海藻はコレステロール濃度を下げ、体内の有害な重金属を排出させてくれます。