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お酒についての蘊蓄

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お酒は興奮剤か

お酒を飲むと無口だった人が急におしゃべりになったり、キャッキャキャッキャと騒ぎ出したりします。ということは、お酒は興奮剤なのでしょうか。
答えからいうと、逆で、抑制作用があるのだそうです。

お酒のを飲むと、軽度のアルコール中毒になり、上機嫌になり、頭の回転も速くなるので多弁になったりします。笑い上戸や泣き上戸を見ればわかります。
そして飲みすぎると、ロレツが回らなくなったり、千鳥足になったりします。
アルコールの血中濃度が0.4%になると、眠ってしまうそうです。
これは中枢神経に働く抑制効果の結果だそうです。
ただ、この効果が表れるには時間がかかるそうで、抑制効果が出始めるまでに時間がかかるので、人類は長ーくお酒を友として付き合ってこれたというのです。


  

酔うというのは、どういうことか

お酒を飲むことでお酒に含まれるアルコールが体内に入り、このアルコールが引き起こす麻酔作用によって脳がマヒし、酔った状態になります。
麻痺することで、判断力、集中力、抑止力などが低下し、はじめのころはいい気分になります。

しかしだんだん量が増えていくと、酔っ払いにみられるいろいろな症状が表れ始めてきます。

また、体内でアルコールが分解されるとき、アセトアルデヒドという物質が作られますが、
これが血中にたまってくると心拍数が増えたり、嘔吐するなどの状態が顕れ、完全に酔った状態になります。

このアセトアルデヒドによる酔いは、麻酔作用による酒酔いとは別のものであり、二日酔いの原因にもなります。

お酒の知識


ただ人によって、アセトアルデヒド脱水素酵素の働きにより、この症状が表れにくい人がいます。
日本人にはまったくお酒が飲めない人がいますが、このアセトアルデヒド脱水素酵素が生まれつきない人で、遺伝によるものだそうです。

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酔った状態とは、どういうことをいうのか

血液中のアルコールは肝臓で分解されます。
個人差はあるでしょうが、一般的に、清酒1合、ビール大瓶1本に含まれるアルコールを分解するのに約3時間かかるそうです。

血中のアルコール濃度を測ることで「酔い」の程度が判定できます。                
  • 酔いはじめ(0.02~0.05%未満) / 気分がよくなり、陽気になり、判断が鈍くなります。        
  • ほろ酔い(0.05~0.10%未満) / ほろ酔い気分になり、抑制が取れて、体温が上がち、脈が速くなります。
  • 酩酊初期(0.10~0.15%未満) / 気が大きくなり、大声をあげ、立つとふらつきます。        
  • 酩酊状態(0.15~0.30%未満) / 千鳥足になり、同じことを何度もいったり、吐き気、嘔吐があります。
  • 泥酔(0.30~0.40%未満) / まともに立てなくなり、めちゃくちゃなことをいいはじめ、意識もはっきりしなくなります。   
  • 混迷(0.40~0.50%) / ゆすっても起きずに、排泄物を垂れ流し、時に死亡することもあります。        

何事もほどほどがいいのですが、「わかっちゃいるけど、やめられない。」というのが人の世の常です。

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飲み方によって、酔い方も変わる

呼気中のアルコール濃度を測ると、何も口にしないで飲むのと、何かを食べた後とか満腹後に飲むのとでは、違いが出るそうです。
人によって異なるでしょうが、食事をしながら飲むほうが、酔いが和らぐという傾向があるそうです。

また、アルコールは肝臓で水と炭酸ガスに分解されますが、
アミノ酸に含まれるのステインや糖類に含まれるブドウ糖、果糖などには、一時的にこの作用を高めてくれる効果があるそうです。
ステインは肉類、ブドウ糖はご飯や麺類、果糖はフルーツなどに多く含まれています。
シメのラーメンは、意外と効果があるのかもしれません。

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酔いやすいお酒があります

医学的には、摂取したアルコール量が同じであれば、お酒の種類によらず、酔い方は同じですが、
実は、酔うスピードが違ってきます。
つまり、酔うのが早くなります。

ハイボール水割りでは、どちらが早く酔いが廻るか。

答え;ハイボール

炭酸があると、刺激となって、アルコールの吸収速度が速くなるそうです。
また、炭酸が入ると、のど越しがよくなって、飲みやすくなるからという理由もあるようです。
したがって、ワインよりはスパークリング ワインの方が酔いやすいということになります。

ぬる燗熱燗では、どちらが早く酔いが廻るか。

答え;熱燗

お酒の温度が高いと、アルコールの吸収が速まります。
ぬる燗よりも、冷酒のほうが酔いにくいということになります。

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焼酎 プチトリビア

お酒の飲み方 マドラーでステアするとき、どちらに回す?
水割りを作るとき、一説によると時計の反対回り(左回り)に混ぜると、グラスの中にきれいな対流が起こり、おいしくなるといいます。
地球の自転が関係しているというのが理由らしいのですが、そうすれば南半球では逆回しがいいことになります。
バケツに水を入れてそのままにしておくと、自転の影響で徐々に渦を巻き始めますが、北半球と南半球では反対回りになります。コリオリの力というのですが、では赤道の上ではどうなるか。
以前、TVの番組で赤道までいって、バケツに水を張って赤道上におくという実験をしたことがあります。
なんと、水面は見事に静止したままでした。

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