スピリッツと芳香性を持たせる原料を一緒に蒸留して、エキス成分同時に抽出する方法。
薬草や柑橘系の果皮オイルを使う時に用いられます。
日本の梅酒と同じ方法で、果実などをそのまま漬ける方法。
植物性の原料を熱湯に入れて、成分を分離抽出する方法。お茶を淹れるのと同じような方法です。
コーヒーをサイフォンで入れるのと同じ方法で、コーヒーやカカオ、バニラ系に使われます。
天然、あるいは人口のエッセンスを入れる方法。
シナモンやアニスなどの多種類のハーブをブレンドして、
ビターで爽やかな味にファンも多いリキュール。
カンパリやベネディクティンが代表的なリキュールになります。
*カンパリは1860年イタリア ミラノのカフェ店主カンパリさんが、ボタニカルとグレープスピリッツで造ったビター系のリキュールです。
*ベネディクティンは、フランス ノルマンディー地方のベネディクテト会トリニテ協会の、ベルナルド バンセリという人が造りました。
フルーツの数だけ種類がある、といっても過言ではありません。
フルーツのさわやかさが人気のリキュールです。
薬効効果よりも、味や香りに重きを置いて造られています。
甘さで女性ファンの多いコワントローはそのまま飲んでも、カクテルベースにも人気ですし、洋菓子つくりにも利用されることが多いリキュールです。
チェリー ブランデーやクレーム ドゥ カシス、キュラソーなどが代表的なものになります。
甘くて香ばしくて、ビター&濃厚。
カクテルベースやお菓子の材料に欠かせないのが、ナッツ、種子、果実の核系のリキュールです。
コーヒーやナッツ、クルミなどの種子やアンズの核が原料のものもあります。
コーヒーリキュールやアマレットが有名です。
*コーヒーリキュールはコーヒー豆を焙煎した後、ラムなどに漬けて造ります。
*アマレットはアンズの核をブランデーに浸し、数種類の香草エキスをブレンドして熟成させて造ります。アーモンド香が特徴です。
製造技術の進歩に進歩によって、動物性成分のものとアルコールを合わせることができるようになり、
卵やクリームやヨーグルトなどの乳成分などを使った個性的な味のものが造られています。
EU出は「エマルジョンリキュール」と呼ばれています。
卵黄を使ったアドヴォカートは有名です。
(みりんは調味料と思われているかもしれませんが、米、米こうじ、焼酎で造る立派なお酒です。豊かな風味、芳醇な甘味。飲んでもおいしいリキュールです。)
屠蘇は中国観時代の華佗という名医が考えたものといわれていますが、日本には平安時代に伝わったといわれています。※ 海外でも人気の、日本生まれのリキュール。
サントリーの「ミドリ」は、1978年にアメリカで販売されると、鮮やかな緑色で大ヒットしたそうです。
それ以来、どこのバーにも置いてある定番リキュールになっているそうです。
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