珍しい赤のスパークリングワイン。口に含んだ瞬間に赤いベリーの味わいが口中に広がります。フレッシュな果実味に、バニラのニュアンス。 |
スプマンテ / スパークリング ワイン全般をいいますが、北イタリアのピエモンテ州やロンバルディア州が本場です。ピエモンテ州のアスティ、ブラケット ダックイなどがイタリアのワイン呼称法DOCGが認められています。
フリツァンテ / 微発泡性のワイン。
ランブルスコ / 赤、白、ロゼとあり、甘口から辛口まで様々な種類があります。
ゼクト / ドイツではスパークリング ワインが2種類あり、ゼクトは本格的な製法で造られる高級志向のものをいいます。
シャウムヴァイン / テーブルワインのことで、ほとんどが炭酸注入方式て作られます。
パールヴァイン / 微発泡性のワイン。
エスプモーソ / スパークリング ワインを総称して呼ぶことがですが、シャルマ方式などで造られたもので、カヴァとは区別されるそうです。
カヴァ / カタルーニャ地方で主に生産され、シャンパーニュ方式で造られ、高品質ながら手ごろな値段で、世界中で飲まれています。カヴァは、洞穴という意味。
白やロゼのほかに、ほかではあまり造られない赤の発泡性ワイン、スパークリング シラーズがあります。
ワインでも有名なカルフォルニア州で、おいしいスパークリング ワインが造られ、日本ばかりでなく、世界中でも多く飲まれています。ほかにもオレゴン州など、西海岸で多く造られています。
ドイツのゼクトなどに使われる、ドイツを代表する品種。ドイツ以外でも世界各地で栽培されていますが、テロワールを反映しやすいく、収穫時期や醸造法の違いによって、幅広い味わいになります。
酸味がシャープで、フルーティーさが特徴です。
フランス西部が原産地といわれていますが、現在ではアメリカやニュージーランドでも栽培されています。
フレッシュ感があり、フルーティーでスパイシーな香りとさわやかな酸味が特徴で、個性的な味わいになります。
ギリシャが原産地と考えられていますが、いろいろな変種があります。
イタリアのアスティ プスマンテなどに、よく使われる品種です。マスカットに近い香りで、軽やかな風味のスパークリング ワインが多くなります。
赤やロゼのスパークリング ワインによく使われる、世界中で栽培される人気の品種です。
しっかりしたボディで、酸味と渋みのバランスの良い、深みのある味わいになります。
フランスのボルドーで多く栽培され、カベルネソー ヴィニヨンほどの渋みはなく、酸味もまろやかで、柔らかい感じのスパークリング ワインになります。おもに赤やロゼが造られます。
アメリカのカルフォルニアで主に栽培され、ベリーのような果実臭が特徴です。
主にロゼが造られますが、フルーティーで軽やかなものから、長期熟成させた濃厚タイプのものまで造られています。
シャンパーニュ方式
瓶内二次発酵方式といわれ、時間と手間のかかる方式です。
手摘みされたブドウを圧搾機にかけ、液体と固体に分けますが、皮の色がつかないようにゆっくり絞ります。
それを品種、畑、収穫年ごとに貯蔵し、一次発酵させます。
一次発酵させた原酒ワインを、ブランドイメージに合わせて、何種類も調合します。これをフランス語でアッサンブラージュといいます。
そして瓶詰めして再び貯蔵します。
この時、瓶内で二次発酵が起こり、アルコールと二酸化炭素ができます。
発酵を終えた酵母は澱となって瓶の底にたまっていきます。
貯蔵を終えると、瓶を徐々に逆さにしてゆき、澱を瓶の口に集めます。
次に冷凍液に瓶口をつけて澱を凍らせ、瓶を立てて栓を抜くと、凍った澱が中の圧力で飛び出します。
減った分をリキュールで補ってコルクで栓をして完成です。
シャルマ方式
密閉タンク方式。シャンパーニュ方式では手間と時間がかかりすぎ、大量生産に向きません。
そこで多くの方に楽しんでいただけるようタンク内で発酵させるように改良し、大量生産とコストダウンができるようになりました。
一次発酵を終えた原酒ワインを大きなタンクに入れ、酵母とリキュールなどを加え密閉し、二次発酵させて造ります。
減った分をリキュールで補ってコルクで栓をして完成です。
トランスファー方式
一度瓶の中で二次発酵させた二酸化炭素を含んだワインを、タンクに入れて加圧し、冷却、ろ過してから新しいボトルに詰め替える方式。アメリカなどで広まりつつあります。
減った分をリキュールで補ってコルクで栓をして完成です。
メドード・リュラル方式
発効途中のワインを冷やして発行を遅らせ、そのまま瓶詰めし、瓶のなかで二次発酵させる方式。
減った分をリキュールで補ってコルクで栓をして完成です。
炭酸ガス注入方式
スティルワインの入った瓶やタンクに、直接炭酸ガスを注入する方法。
減った分をリキュールで補ってコルクで栓をして完成です。